誰も教えてくれないセンター物理の攻略法 力学編
こんにちは
現役国立大生のぼたもちです!
今回から、センター物理の
各分野のコツについて書いていきます。
センター物理で出題される
分野は全部で5つ
- 力学
- 電磁気
- 波動
- 熱力学
- 原子
です。
それぞれについて
詳しくフォーカスしていきましょう!
今回は力学編です。
力学は、ほとんど全ての分野を考える上での
基盤となる最も重要な分野です。
ちなみに原子はほぼ力学です。
(当たり前ですが残りは波動)
センター試験では毎年
第4問と小問集合で
出題されていますね。
確実に毎年出る分野なので
必ずマスターしましょう。
さて、
力学を解くうえで
最重要ポイントは2つあります。
1つ目は、
「注目する物体にかかる
あらゆる力を正しく把握して
図示できるか」
です。
この時重要なのが、
運動をどこから観測しているか
という点ですが、
あなたは、
「ハンマー投げは遠心力でハンマーを飛ばす」
という文を見てどう思いますか?
この説明に
「おいおいちょっと待て」
と言える人は殆どいないのでは
ないでしょうか?
きちんと違和感を感じた人は
基礎が理解できている人です。
正しく誤りを訂正できる人は
力学については
よく理解できていると思います。
どこがおかしいのかわからない人も
安心してください。
力学のセクションで
追々していきます。
今すぐ知りたい人は
「遠心力」で
調べてみましょう
2つ目は、
「単位・次元を意識して
理解しているか」
です。
例えば
ご存知向心力の公式
ですが、
あなたはこの公式の
単位を意識したことがありますか?
Fは力、つまり単位は であるので、
当然=の右の項の単位も計算すれば
となるはずですよね。
それぞれの単位は、
[rad]は無次元量、つまり
存在しないので無視できるとして
実際に計算してみると、
\begin{align}
F: [N] = [kg×\frac{m}{s^2}]\\\
mrω^2: [kg×m×(\frac{1}{s})^2] = [kg×\frac{m}{s^2}]\\\
\frac{v^2}{r}: [kg×\frac{(\frac{m}{s})^2}{m}] = [kg×\frac{m}{s^2}]
\end{align}
と
単位が実際に等しいことが
わかります。
このように、
全ての事象は次元、単位によって
厳密に成り立っているので、
- 公式の導
- 次元のみの検算
- 単位で答えの絞り込み
に役立ちます。
この記事を見てくれたあなたも、
是非この2つのポイントを意識して
力学を解いてみてください。
特に単位、次元を意識していると
やみくもに公式を暗記するのではなく、
無理なく理解して
導出、習得できるようになります。
これが出来るようになると
解くスピードや正確性が上がり、
確実に他のライバルより有利に
物理を攻略できます。
この最重要ポイントを
しっかり頭に入れて
力学を得意分野にしましょう!
ここまで見てくださって
ありがとうございました
次回は
電磁気編
です。
続けてご覧ください!